宇野さんは５年前まで家電販売業を営んでいました。忙しい夏場はメーカーに言われるままに必死で働き、疲れのため34、35歳で２度も交通事故をおこしました。その治療にあちこちと通う中で出会ったのが操体法の治療でした。その後さまざまな療法を学び５年前４５歳で「無痛・即効　整体の爽快館」を開きました。

　最初の２年間は患者が少なく苦労しましたが、「来るときは抱えられて来たおばあちゃんが自分で歩いて帰ったよ」と、治療効果に奥さんもびっくり。ビラを配ったり、実際に治療を受けた人が、遠くに住む母親を呼び寄せて１ヶ月通ってくるなど、口コミで広がり患者は徐々に増えてきています。ひとり１人に十分時間をかけ丁寧な治療のため、完全予約制です。

　宇野さんは、「骨格の狂いやズレを正常に戻すためにと、押したり思いっきり曲げたりして骨を無理に入れ込むことでは体調はよくならない。骨格が歪むのは骨格についた筋肉に原因がある。ガチガチの筋肉をほぐし、血液やリンパ液の循環を促すことで、骨格を正常に戻し体のバランスを整え気の流れも整えられる。筋肉をほぐすことが施術の中心ですから危険性はなく「快さ」「リラックス感」が得られる」と言います。来所した方には操体法の「すぐにできてとても気持ちがいい背骨ゆらし」のチラシをあげて、生活の中で病気にならない身体づくりをすすめています。また、少人数で確実に操体法の基本が学べる「のびのび操体教室」も実施しています。

　宇野さんはライフワークとして「病気にならない身体をつくるために、生活環境、労働条件も変えていくことが大事。だから世の中を変えていくため民商運動をしている」と、東福岡民商の副会長で共済会の理事長を引き受けてがんばっています。８月の商工フェアにも出展します。健康な身体づくりに興味のある方声をかけて下さい。