いかに安く、早く、きれいに仕上げるかをモットーに
上田憲昭さん(飯塚民商)
上田憲昭さん(写真右)は、20才から家業の自動車鈑金塗装を手伝い始めましたが、26才の時に倒産。2年ほどよそに勤めていましたが、72年販売会社の工場に下請けとして入りました。
93年に今の場所を借り、独立しました。独立して2年ほどは、厳しかったけれど「いかに安く、早く、きれいに仕上げるか」をモットーに努力してきました。
96年から、息子の岳義さんも手伝いはじめ、その岳義さんが、中古車の販売をやり始めて、板金塗装、車検、代替に結びつき、うまく循環するようになり、少しづつ売り上げも伸びてきました。
板金塗装では、新しい客や今までの客のつながりを生かして、事故車や中古車の仕上げをやっていますが、人を増やさずに現状でどう仕事の質と量を向上させていくかという課題にとりくんでいます。
販売の方では、高い車などを無理して仕入れ、在庫をおく時代ではないので、安くて良いものを客のニーズに合わせて、扱っていくようにしています。
息子の岳義さんは「独立時の厳しさを見ているから、会社を盛り上げないといけないと思っている。父とはけんかばっかりしているけれど、自分とほぼ対等の立場で言い合えるし、意見も聞いてもらえる。もっとやってみたいこともあるけれど、今は親子一丸となって、会社をもりたてていきたい」と言い、憲昭さんは「先のことを考える暇はあまりないけれど、息子がいろいろ考えてやっているので、自分にとらわれずに目指した所に向かっていって欲しい。良いにしろ悪いにしろ、自分のカラーを守っていきたい」と、語っています。
ボディショップ上田
飯塚市大字伊規須後牟田527-5
TEL 0948−24−5058