いまを見極め、つねに目標をもって
 緑 豊重さん(直鞍民商)
緑さんは会社員をやめて、花の土(培養土)などの製造・卸を17年前から100坪の土地にビニールハウス一つで開業しました。

 おりからの園芸ブームに乗って生産量も増え、その時々のニーズに合った商品を開発、より良いものをつくるために地元の土だけにこだわらず世界中から輸入、バーミキュライトなどの生産能力は九州一となりました。

 つねに目標をもち、かつ課題を明確にして、仕事にとりくみ今では、2000坪の敷地に工場、トラック7台、従業員24人を超える規模になりました。規模は大きくなっても新しいものをつくる時、既製の機械など使わず、従業員たちと一緒に開発していくなど「手づくりの会社」を基本にし、緑社長の思いや会社をとりまく状況などをその時々に話し、目標・課題をはっきりさせ、従業員の意識を高めるようにしています。

 また、取引先と対等な立場でつき合いたいということから、民商方針の一つである「公正な取引ルールの確立」に共感し、役員としていまに至っています。

 これからは、家庭向けの商品だけでなく、栽培農家などの生産業者向けの商品の開発に力を入れることにしています。高齢化社会は農家などで特に顕著で、大変な土を作る作業をカバーする産業として、農家を支えていくことにより、日本の食料自給率を高めることにもつながっていきます。「いま、なにが、なぜ、求められているのかに応えていくと、もっと幅の広い仕事ができる」と緑さんは確信し、民商運動に商売にがんばっています。

距ホ産業

花の土(培養土)・焼成土・バーミキュライト・腐葉土・製造卸
その他園芸用土販売

鞍手郡小竹町大字赤地字小谷1029番2

 0949−24−0088