自分の仕事に誇りを持って

岩渕 澄雄さん(若松民商)
 独立心おう盛で、26才で鉄工所を始め、その後、紆余曲折を経て、1993年頃からお父さんの経営していた鉄工所「潟Vントー」を手伝い始め、翌年から経営全体を任されるようになりました。

 バブルがはじけ、北九州の鉄冷えも重なり、単価の切り下げや、仕事の量も減ってきました。このころから、アマチュア無線の免許を持ち、電波関係に興味を引かれていた岩渕さんは、世間でも話題になっていた「盗聴」から防犯問題に関心を持ち始めました。

 99年末から「盗聴器を探す」ということを始め、そこから防犯関連の仕事の問い合わせなども入り出しました。盗聴器探索の仕事を始めて、もう少し突っ込んでやってみようと考えると2つの道が見えました。一つは「探偵」、もう一つは「防犯設備機器」という道でした。岩渕さんは、「防犯設備機器」を選び、本格的にやっていくことにしました。

 00年12月末に「日本防犯設備協会」に加入、県の防犯協会から今年の6月末に認可が下りました。7月7日に「防犯セミナー」を百人の参加で開催し、これを機に「(株)シントー」が防犯の仕事をやるという、お披露目をしました。また、盗聴関係だけでなく、TVドアホンや防犯カメラなどもとり扱うようにし、年に1回は防犯セミナーなども開催し、地域の防犯意識を高めていくことにしています。

 「これからは、鉄工所だけでなく、防犯機器の仕事でも、社会に貢献できる仕事をして自分の仕事に誇りを持ち、誠実にやっていくことをモットーに、防犯設備士の資格も取り、地域に密着した仕事をしていきたい」と、岩渕さんは今後の抱負を語ってくれました。

(株)シントー

北九州市若松区6-4-55

電話 093-791-5727