又木広幸(31歳)さんは、社長であるお父さんと、お兄さん、お母さん、従業員1人の5人で自動車修理と販売の仕事をしています。又木さんの工場はお父さんの代から37年と地元では老舗となっていますが、昔は自転車、バイクが中心でしたが、いまは自動車を中心にしています。展示ルームには新車のバイクも展示されています。
又木さんの工場は、船小屋温泉の横を流れる矢部川にかかる橋のたもとにあり、国道209号線沿いですが、4年ほど前に新しい橋の架けかえ工事にともない道路が拡幅され、50坪ほどが収用にかかりその分だけ新たに50坪を購入、このことを契機に600坪という広い敷地に修理工場と新車の展示ルームを新築しました。また中古車販売コーナーも設けています。
長引く不況の中で、経営戦略について聞くと「中古車をもっと並べたい、新車より中古車の方が利益はあるし、また新車や中古車を買ってもらうことによって固定客につながり長いつきあいのお客としてのきっかけになる」といいます。長い年月、地元に根をはって商売を続けるなかで、顧客も一定固定して確保しています。
年中休みなしでがんばっており、日曜日も昼間は開けているということで、そこにはお客さんを大切にする気配りが感じられました。
又木さんは、柳川民商に入って6年になりますが、昨年の総会ではじめて役員になり、民商の若手役員としてがんばっています。